自己紹介。
皆さん、初めまして。
このブログを始めたときは、自分のことは前面に出さずに、
ひっそりと記事を書いていこうと思っていたのですが、
ブログを書く以上、どんな人がどんな意図で書いているのか、
説明する必要があると考え、少し自己紹介をしたいと思います。
私は東京の多摩地域に生まれ育った30代女子です。
自分の人生にとって大きな転機になったいくつかの話をします。
1.大学受験
私は中学から私立の中高一貫校に通っていましたが、勉強する理由がわからず、
高校2年生のときに、中学2年で習う受動態がわからない状態でした。
さすがに将来に不安を感じ、大学受験の勉強を始めました。
中学1年生の時に上下関係が厳しい体育会系部活を辞めてから
一切努力をしてこなかった私にとって、
大学受験は人生で初めて自分で目標を定めて努力した経験でした。
この経験から、私は効率の良い勉強の方法を身に付けることができました。
勉強するうちに苦手だった英語が好きになり、都内の私立大学で英米文学を専攻しましたが、自分の英語力のなさに打ちのめされ、挫折。
大学時代はテニスサークルとバイトに明け暮れ、気づいたら就職活動を始めなければならない時期に差し掛かっていました。
2.公務員試験
特に志望する業界もなく悩んでいたときに知ったのは、地方公務員の仕事でした。
「人と接する仕事」「困っている人を救える、最後のセーフティーネット」という言葉に惹かれた私は、都内の自治体に就職しました。
大学受験以外に大して勉強をしてこなかった私にとって、
公務員試験の勉強は、社会や経済の仕組みを知ることができた貴重な経験でした。
思えば、この勉強が私の知的好奇心を育む土壌になったように思います。
3.就活での出会いと、大学最後の卒業旅行
就職活動では業界分析などを有利に進めるために、
就活セミナーなどで出会った人たちと積極的に交流していました。
大学が違うと、考え方や価値観が違い、そのことが私の視野を広げてくれました。
特にそこで出会った2人は、旅行や海外に強い興味を持っていて、
その行動力や考え方、生き方からは多くの刺激を受けました。
彼らとは現在も年賀状のやり取りなどで交流を続けています。
また、大学最後の卒業旅行では、友人のたっての希望で、
中欧(ドイツ、フランス、チェコ、ハンガリー、オーストリア)を旅しました。
2週間で15万円という破格の学生料金で、いろいろな国の歴史や文化、
旅行の楽しさを学ぶことができました。
特に、オーストリア・ザルツブルグのビアホールで、地元の人やツアーで仲良くなった人と一緒にビアジョッキで乾杯したことは、人生で最高の思い出になりました。
この経験を機に、英語や国際交流に再び興味がわき始めました。
4.旅行三昧
卒業旅行で旅行の楽しさを知った私は、就職してから様々なところを旅しました。
海外では、カンボジア、ベトナム、台湾、アメリカ(グランドキャニオン)、ハワイ。
国内では、北から、
北海道(札幌、旭川、小樽、函館)、青森(ねぶた祭、奥入瀬渓流、白神山地)、宮城(平泉、松島)、山形(蔵王)、福島(会津若松城)、新潟(佐渡、妙高山、高田城)、石川(金沢、和倉温泉・加賀屋)
栃木(日光、男体山、戦場ヶ原)、群馬(富岡製糸場、尾瀬)、埼玉(長瀞)、伊豆諸島(伊豆大島、小笠原父島)、神奈川(箱根)、山梨(忍野八海、芝桜、勝沼ワイナリー)、長野(軽井沢、松本城、高見石小屋)、静岡(富士山、下田)
愛知(名古屋城、熱田神宮、犬山城)、岐阜(白川郷、飛騨高山)、三重(伊勢神宮)、和歌山(熊野古道、熊野那智大社)、京都(上賀茂神社、下鴨神社、清水寺、仁和寺、天龍寺、金閣寺、銀閣寺、龍安寺、二条城、桂離宮、貴船、大原、宇治)、奈良(東大寺、春日大社)、大阪、兵庫(神戸、姫路城)
広島(原爆ドーム、厳島神社、呉)、島根(出雲大社、松江城、足立美術館)、香川(金刀比羅宮、小豆島)、愛媛(松山城、道後温泉、しまなみ海道)、徳島(鳴門)
長崎(大浦天主堂、出島、軍艦島、佐世保)、佐賀(伊万里、有田、武雄温泉、嬉野温泉)、大分(別府、湯布院、耶馬渓、宇佐神宮、中津)、鹿児島(桜島、屋久島、与論島)、沖縄(首里城、美ら海水族館、石垣島、竹富島、西表島、宮古島)
このほか、幼少期に家族と旅行した場所も合わせると、海外は15か国以上、国内は法隆寺、大阪の古墳、石見銀山、沖ノ鳥島以外の世界遺産は訪れたことがあります。
6.結婚と、通訳案内士(英語)の取得
辛い仕事も旅行を糧に頑張っていた矢先、2013年に東京オリンピック開催決定のニュースが流れました。
初めは反対でしたが、開催すると決まれば、一生に一度のチャンス。オリンピックボランティアの存在を知り、高倍率を勝ち抜くためには語学力が不可欠であると考えました。英語の勉強を始めたいと思っていたところに、外国人に日本の魅力を紹介する「通訳案内士」という国家資格を知り、都内の専門学校の門を叩きました。
しかし、通訳案内士の二次試験には、口頭試問があり、外国人の試験管と英語でやり取りしなければなりません。当時、TOEIC500点だった私にはハードルが高いことがわかり、まずは英語力の底上げを図るクラスを受講することにしました。
非ネイティブの聞き取りにくいリスニングや、ニュース記事などの難解な文章が毎回課題として出され、なんとか食らいついて頑張っているうちに、1年後にはTOEIC700点までスコアを上げることができました。
その後、資格試験対策用のクラスに移動し、1年目は2次試験で落ちましたが、2年目はなんとかオリンピック効果で合格することができました。
この勉強を通じて、英語だけでなく、今まで知らなかった日本のことについて学ぶことができ、学んだことを外国人だけでなく日本人にも伝えたい、それが自分の使命だと思うようになりました。
実はこの資格試験には副産物がありまして、勉強を通じて知り合った同い年の男性と結婚することができました。合格とプロポーズがほぼ同じ時期で、2017年は結婚式に向けた怒涛の1年となりました。
7.そして現在
2017年の年末に結婚式・ハネムーンが無事に終わり、
2018年は語学ボランティアなどを楽しみながら1年休養。
2019年は一念発起してヨガを再開。長年悩んでいた肩こりを解消し、
ヨガが自分にとって、身体だけでなく精神的な安定を得るためにも
不可欠であることを認識。
2020年は、自分の生き方について悩んでいるうちにコロナの感染が拡大し、
ライフスタイル系の本を読みながら、1年悶々としていました。
そして、2021年。茶道を通じて、昔から日本人が行ってきた自然との共生や、
四季を楽しむという考え方、茶道の根底にある禅の精神に興味を抱き、
調べていくうちに、瞑想とヨガを組み合わせた「マインドフルネス」
という実践があることを知りました。
マインドフルネスを実践する中で、ヨガは単なる運動ではなく、
インドで発祥した仏教の修行の1つであり、
心と身体をつなぐための重要なものであることがわかりました。
マインドフルネスを実践するようになってから、心と身体が密接に関わっていることに気づくようになり、体を動かして軽くなることで心も軽くなり、毎日を軽やかに過ごせるようになりました。
今は、しなやかな心と生き方を手に入れるためにヨガを続けています。
そして最終的には、現代の資本主義を前提とした社会から抜け出し、心と身体と自然が調和できるようなライフスタイルを確立したいと思っています。
そのため、このブログでは、いまお話してきたようなライフスタイルに向けたヒント、日々好奇心の赴くままに学んだことなど、気の向くままに投稿していきたいと思います。
ここまで書いてきて今更ですが、このブログは読まれることが前提ではありますが、自分がインプットしたことを吐き出す場であり、知を蓄積していく場であり、ひいては自分のために書くブログであると考えています。ただ、それが誰かの役に立つものになれば幸甚です。
それでは。